ブラッディ・ビューティー
フィレンツェという美しい血の色をした街の、別に意図的に隠しているわけではないのだけれど、普通の人の目には滅多に触れることのない名所(迷所?)案内。
のっけから少女のバストの剥製(というか、作り方からすればミイラというのか)から始まる。これは駅からバスで行く距離なので、相当時間がないと訪れられなそう。
市内で手軽に行けそうなのは、ヴェッキオ宮殿の「秘密の行程」。これはウェブで実際の申し込み画面まで行けた。1時間程度だから、パック旅行でも
フィレンツェで自由時間があるならお勧め。同様にヴァザーリ回廊も。
「どんな宗教もその誕生におおいては善たらんことを目ざしていたと私は信じたい。しかし、みずからを『絶対善』と認識し、また周囲にそう認識させた時点で、まるで時限爆弾が発動したかのように、『絶対者』としての欲望は暴走しはじめるのだ」
このごろ欧州では日曜日に教会に行くなんて奇特な人は数が少ないとは聞くが、それでも一国の指導者が「神の御名において」統治を宣誓するのだから、まだ心許すわけにはいかない。
時間がたっても廃れない「ガイド」です
とてもマニアックなフィレンツェが描かれていて、 初めての旅行者にはもっと他に見るところがあって なかなかこの本に描かれているところまで 見てまわることが出来ないかもしれませんが、 1ヶ所でも回ると、フィレンツェ通な土産話をする事が出来ます。2回目以上の方にはぜひ、この本を読んで フィレンツェの奥深さを頭において回って欲しいです。 こちらのほかに、 「フィレンツェ 旅の雑学ノート―メディチ家の舞台裏をのぞく 」も フィレンツェの違う面を見せてくれる書籍です。 いろいろな書籍で触れられている同じ美術品についても、 変わった視点から解説してくれます。 とても歴史深い街、フィレンツェ。 訪れる人や、流行、売ってる物が時代を経て変わってきても 街は変わらず待っていてくれます。 その点でこの書籍は、保存版にしても情報が廃れることはないでしょう。
読んだ後、何かが変わる
フィレンツェを愛する人は必読の本。単なるミステリー本ではなく、 その中にある歴史上人物のさまざまな物語が読むものの好奇心を駆り立て、この美しき街へといざないます。 上質な読み物をお探しの方にお勧めの一冊です。
2度目のフィレンツェには是非
普通のガイドブックとはひと味違うディープなフィレンツェ・ガイドでした。 「えっ、あの建物にこんな秘密が!?」的な話ばかりで、一度フィレンツェに行った事がある人は もう一度行きたくなってしまうはず。 それぞれの章の後に観光の為の詳しい予約情報などが載っていて親切。 いつかはこの本に沿ってフィレンツェを探索してみたいと思いました。
読み応えはありますよ
一般のガイドブックではなかなかお目にかかれない、フィレンツェの隠れた(?)名所を載せた本。 その内容は華やかな光あふれるヨーロッパではなく、いわばその影ともいうべきものが多い。 すなわち、キリスト教が貪欲に飲み込んできた異教の信仰や、拷問道具に見られる異端審問の爪痕などで、 それらは本書のダークで神秘的な読後感に一役買っている。 だが個人的には、あの!聖剣エクスカリバーのモデルかもしれないという剣の紹介が興味深かった(だって、ほんとに岩盤にぐっさり刺さっているのだ!)。 さて、こういった方向に関心のある読者にはとても嬉しい本書だけれども、 欠点と思えるものがないわけではない。 まず、写真の少なさ。トピックごとに簡単な地図と写真が1枚といった体裁!で、しかもカラーのものは1点もないのだ。 巻末に参考文献として挙げられている「ヨーロッパ・ホラー紀行ガイド」は逆に写真が多いので、差別化をはかるためにあえてそうしたのか。 それとも、自分の足で現地まで行って確かめてね、ということなのか。理由は不明だが、私は不満だった。こみいった歴史的背景などを理解しつつ、肝心の 「ブツ」や建物を思い描くのは、はっきり言って大変だったので(笑) 本書をほんとうにガイドブックとして使うには、よほど旅なれた人でなければ駄目かもしれない。
白水社
素顔のフィレンツェ案内 (白水uブックス) ローマ・ミステリーガイド イタリアのすっごく楽しい旅―はじめてでも、リピーターでも (知恵の森文庫) フィレンツェのガイド・マップナビ 迷宮都市ヴェネツィアを歩く―カラー版 (角川oneテーマ21)
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