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ナチスの発明
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| ジャンル: | 歴史,日本史,西洋史,世界史
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雑学本
ナチスドイツの科学技術や社会福祉政策など、ナチス時代にもこんな事をやっていた!、という感じでトピック的に取り上げた本です。紹介がメインで、内容について深く掘り下げて説明しているわけではありません。ナチス時代にやっていたことが現代にも生きているというのは面白かったし、一つ一つのトピックもなかなか面白いと思いました。著者は少しナチスよりのように感じられましたが、ナチスというだけで色眼鏡で見られるなかで、こういったプラスの側面を情報として得られるのは貴重だと思います。
この本だけ読むのは危険
悪名高いナチスの『功』の面にスポットを当てた書。
ただしその『功』は主としてゲルマン民族のみに幸福をもたらすことを目的としたものであり(戦後の世界に貢献した発明も多いがそれはあくまで結果である)、その自己中心的な姿勢がユダヤ人を始めとする他民族の迫害につながったことは忘れられてはならない。著者も本書の中で時折そのことに触れているのだが、何分にも輝かしい業績の紹介が中心なので歴史を学んだ人ですら思わずナチスに畏敬の念を抱きそうになる。思想のバランスをとるためにもナチスの『罪』についての書籍も手に取るべきであり、逆に言えばそれができない人は読まないほうがよい。
最後にひとつ、内容とは関係ないがこの本の装丁はどうかと思う。著者の意図が別のところにあるのではと思わず勘ぐりたくなる様な無神経なもので、賛同できない。
ドイツになら黄色い猿と言われても良いかも(^^)
ナチス時代のものだから明るみに出なかったが、
ドイツは第二次世界大戦前後に、現在身の回りにある色々なものを
世界で1番早く造ったということが筆者の伝えたいことです。
ロケット、ジェット機、ヘリコプター、大衆車、
健康対策、リニアモーターカー、高速道路、テレビ電話、
テープレコーダー、源泉徴収等の税金対策を
ドイツは世界に先駆けて造ったそうです。
技術大国と呼ばれていたこと(今も呼ばれている?)は
知っていましたが、これ程だとは思いませんでした。
アメリカとかソ連は大したことないですね。
原爆もドイツが最初に造ったものをアメリカが奪って日本に投下した、
それがリトルボーイだったという説も挙げています。
確かに、連合国よりも先に色々造っていたわけですから、
原爆も造っていても不思議ではないです。
悪行のことにも軽く触れられています。
光と闇の歴史があったけれど、今までは闇しか
注目されていなかったということでしょう。
改めて、「ドイツってすげえ!」と思いました。
ナチスが生み出した「正」の遺産
ナチス研究がライフワークという著者が書いただけあって、
当時では最先端の技術や社会制度がナチス政権のもとで生み出されたこと、
それが後付ながらも如何に現代社会に取り入れられ認められているか、
大変興味深く読むことが出来た。
ナチスの発明という題名からすると少し御幣があるが、
あの当時のドイツ人が考え出した発明には、
ナチスの援助やプロパガンダがあったため一概には否定できない。
とは言え、この本はナチスを擁護する類では無いことは明らかである。
私の知識は、世界史を専攻していたわけでないので、
フォルクスワーゲンとジェット戦闘機程度しか知っていなかったので、
そのほとんどは初見である。
アウトバーンは戦闘機の離発着に使っていたことは知っていたが、
なぜ造られたかという点については知らなかった。
現代で言えば、アメリカとロシアの宇宙開発がなぜこれほど傑出しているか、
そんな気づかない裏側を垣間見れ、面白かった。
ナチスの負の遺産ではなく、正の遺産について書かれた本書。
ナチスの歴史や解釈を試みる知識人よりも、
雑学や小ネタ程度に読もうとする人にとっては、これほど面白い本は無い。
ナチスによる支配を成立させた時代の「ドイツ」とはどんな社会だったのか、どんな技術をもっていたのか
興味深く読んだ。読み終わって、ナチスというのはもともと階級闘争だったんだなあ、と改めて思った。第一次大戦でずたずたにされ、帝国主義国家間の負け犬としてヴェルサイユ条約をおしつけられたドイツ。こてんぱんにされ、ひどい負荷に苦しむ、崩壊した経済体制の中から、労働者の権利を擁護することを謳い文句に国家社会主義が台頭した。大衆でも自家用車が持てるようにする、長期休暇をとり海外旅行に行けるようにする、育児を支援する。有機栽培の自然農法を勧め、菜食主義や野外活動を勧め、義務教育には「学区制度」を設ける(教会ごとの学校ではなく)。大企業に大増税を課し、軍需産業が特定政治家と結託することを許さず、為替相場などのマネーゲームで利潤を上げることを禁じる。なるほど、たしかに「社会主義」だ。だがその影には、巧みな宣伝があり、人心操作があり、誇大妄想的なエンターテインメントや都市計画があり、残虐な反ユダヤ主義と優生学が猖獗をきわめた。発明史というよりは社会史的エピソード本であり、興味深い話もいろいろ教わった。ゲッペルスの身長が150センチそこそこだとは知らなかったし、女流パイロットのハンナ・ライチュが初のヘリコプターのデモ飛行をおこなったのがドイツ・ホールという巨大な建物の中だとは知らなかった。とはいえその一方で、著者がナチスの発明と呼ぶPA装置が「PABLIC ADRESS」なのだといわれるとせめて辞書で綴りを確認してほしかったと思うし、戦後のレニ・リーフェンシュタールが「マサイ族」を撮っているといわれると肩をすくめるしかない(正解は「ヌバ族」)。もっともこういうことは、編集者が気をつければ未然に防げる誤り。全体としては、別にナチス礼賛本ではなかった。
彩図社
ヒトラー時代のデザイン (小学館文庫) 健康帝国ナチス ナチズムの時代 (世界史リブレット) ナチス第三帝国を知るための101の質問 図解 第三帝国(F-Files No.015) (F‐Files)
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